2019年「クリムト展」が2つ開催されます。
ひとつは「クリムト展ウィーンと日本1900」、もうひとつは「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」です。
ウィーン芸術、クリムト好きには、たまらない年になりますね。
2つのクリムト展 比較
2019年に開催されるクリムトを中心とした展覧会の比較表です。
展示会名 | クリムト展ウィーンと日本1900 | ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道 |
会場 | 東京都美術館(東京・上野公園) | 国立新美術館(東京・六本木) |
開会期間 | 2019年4月23日~7月10日 | 2019年4月24日〜8月5日 |
巡回展 | 豊田市美術館(愛知・豊田市) | 国立国際美術館(大阪・中之島) |
巡回展期間 | 2019年7月23日~10月14日 | 2019年8月27日〜12月8日 |
総作品数 | 約400点(大阪展 330点) | |
クリムト作品 | 油彩画25点以上 | 47点(大阪 18点) |
クリムト以外 | シーレ22点(大阪 11点) ココシュカ17点(大阪 8点)など | |
チケット料金 | 一般 1,600円(1,400円) 大学生 1,300円(1,100円) 高校生 800円(600円) 65歳以上 1,000円(800円) | 一般 1,600円(1,400円) 大学生 1,200円(1,000円) 高校生 800円(600円) |
東京での開催はほぼ同時期なので、7月10日までに東京へ行けば両方鑑賞することができますね。
今現在、開催されていますので、販売は当日券です。
少しでもお安くと思われる方は、金券ショップで購入されると一般当日券1,600円が1,400円程度で販売されています。
私は、東京駅前の「大黒屋」「アクセスチケット」で購入しましたが、販売店舗や状況については、ご自身でお調べいただくようお願いします。
どんな展覧会の内容なのか?
クリムト展 ウィーンと日本1900
世界で一番クリムト作品を所蔵しているベルヴェデーレ宮オーストリア美術館の全面協力で、クリムトの絵画が中心で、同時期に活躍した画家たちの作品が並びます。
東京都美術館 2019年4月23日~7月10日 で開催されます。


実際に行った感想や混雑状況、アクセスなどを下記記事でレポートしています。

2019年7月23日~10月14日 豊田市美術館(愛知・豊田市)に巡回します。

ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道
「ウィーン・ミュージアム・カールスプラッツ」のリニューアル工事に伴い閉館される同館の展示会って感じで、クリムト、シーレ、ココシュカなどの作品や、ウィーン芸術や文化の絵画以外の展示品もたくさんあります。
国立新美術館 2019年4月24日〜8月5日 で開催されます。


実際に行った感想や混雑状況、アクセスなどを下記記事でレポートしています。

2019年8月27日〜12月8日 国立国際美術館(大阪・中之島)に巡回します。

2つの展覧会は、内容や雰囲気が違います。
出展されるクリムトの作品
どちらの展覧会に「クリムト」とあるようにクリムトの作品が目玉です。
クリムト展ウィーンと日本1900
「ユディトI」
クリムト作品の中でも有名な1枚で、金箔が施され大変豪華な作品です。
手に持っている生首と恍惚の表情の対比が面白いです。
「女の三世代」
幼少期、若年期、老齢期の三段階に表現しており、幼少期、若年期の女性は明るい色で、老齢期の老婆は暗い色でうなだれて顔を隠してます。
「ベートーヴェン・フリーズ」
ベートーヴェンの第九交響曲に基づいて作られており、現在は分離派ビルディングの地下室に常設展示されている作品の複製。
「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」
「エミーリエ・フレーゲの肖像」
クリムトの生涯のパートナーだったエミーリエの肖像画。
「パラス・アテナ」
ギリシャ神話の女神パラス・アテナ。
腕には女神の象徴である梟、右手には勝利の女神ニケ、甲冑は黄金色に輝いています。
2つの展覧会の比較 行ってみた感想 まとめ
2つの展覧会は「クリムト」をクレジットされているとおり、クリムトの作品が目玉となっています。
「クリムト展 ウィーンと日本1900」
「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」
どちらへ行くべきなのか?
両方の展覧会を鑑賞した感想としてはどちらもおすすめですが、クリムト作品のみで言えば、東京都美術館の「クリムト展 ウィーンと日本1900」です。単にクリムト展の方が私の好きな作品が多いこと、ベートーヴェン・フリーズが素晴らしかったからです。
ですが、ほぼ同時期に東京で開催されるので、両方行かれることをおすすめします。エゴン・シーレの作品も是非見ていただきたい。シーレ押しなんです。
「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」の鑑賞後、「クリムト展 ウィーンと日本1900」を見るとより良いと思います。
「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」の東京展での作品数は400点以上ですが、大阪展では330点となり、クリムト作品も東京展は47点が大阪展では18点、シーレ22点(大阪 11点)、ココシュカ17点(大阪 8点)と大阪展では出展数が減ってしまうので、東京での鑑賞がおすすめです。
「クリムト展ウィーンと日本1900」の東京開催終了となる7月10日までに東京へ行けば、両方の展覧会を見ることが可能です。
私は大阪在住で「クリムト展 ウィーンと日本1900」の巡回はないし、「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」は点数が減ってしまうので、東京へ行きました。
それぞれ展覧会の感想や混雑状況、東京以外の方にもわかりやすいように画像付きでのアクセス、チケット情報などを紹介しています。


コメント