ウィーンを代表する画家グスタフ・クリムト。
世界で一番クリムト作品を所蔵しているベルヴェデーレ宮オーストリア美術館の全面協力で開催される「クリムト展ウィーンと日本1900」
自然主義的な初期の作品から、金箔を施した華やかで鮮やかな油彩作品まで、25点以上の作品が展示されます。
ウィーン分離派ビルの地下室に飾ってある壁画「ベートーヴェン・フリーズ」の精巧な複製やクリムトと同時代に活躍した画家の作品などが出展されます。
クリムト展ウィーンと日本1900 公式サイト
実際に行った感想や混雑状況、アクセスなどを下記記事でレポートしています。
「クリムト展ウィーンと日本1900」の基本情報
クリムト展ウィーンと日本1900は、東京都美術館と豊田市美術館で開催されます。
東京都美術館 基本情報
展覧会名:クリムト展ウィーンと日本1900
開催期間:2019年04月23日(火)~7月10日(水)
開室時間:9:30~17:30(金曜日 9:30~20:00)入室は30分前まで
休室日 :5/7(火)、5/20(月)、5/27(月)、6/3(月)、6/17(月)、7/1(月)
会場:東京都美術館 企画展示室 京都台東区上野公園8-36
アクセス:JR上野駅 公園口より徒歩7分 東京メトロ・京成電鉄 上野駅より徒歩10分
チケット料金・購入方法
東京都美術館 チケット料金
当日券 | 前売り券 | |
一般 | 1,600円 | 1,400円 |
大学生・専門学校生 | 1,300円 | 1,100円 |
高校生 | 800円 | 600円 |
65歳以上 | 1,000円 | 800円 |
中学生以下は無料 |
5月15日(水)、6月19日(水) は、シルバーデーで65歳以上の方は無料。
6月1日(土)~6月14日(金)は、大学生・専門学校生・高校生無料。
東京都美術館 チケット販売スケジュール
前売り発売 2019年1月17日(木)~4月22日(月)
当日券発売 2019年4月23日(火)~7月10日(水)
チケット購入方法
チケットは当日窓口で購入することができますが、事前に用意しておけば、前売り券は当日券より200円安く、また、当日窓口で並ぶ必要がありません。
公式サイトでオンライン購入
「クリムト展ウィーンと日本1900」の公式サイトからオンラインで購入して「スマホ画面表示」または「自宅でプリントアウト」で入館します。
「スマホ画面表示」は、購入確認メールに記載されているURLをクリックするとQRコードが表示されるので、入場口でかざします。
「自宅でプリントアウト」は、購入確認メールのURLで表示されるQRコードをプリントアウトして持参すればOKです。
支払はクレジットカード決済のみです。
インターネット購入
東京都美術館で購入
開館日のみ販売しています(開館日・営業時間などは確認してください)
企画チケットの取り扱いはありません。
グッズセット 鑑賞券
グッズと前売り券がセットで販売されています。
特製ノート セット券(数量限定)
表紙がクリムト絵画のノートと前売鑑賞券のセット。
ユディトⅠ、オイゲニア・プリマフェージの肖像、アッター湖畔のカンマー城Ⅲ、ベートーヴェン・フリーズの全4種。表紙の指定はできません。
販売期間 2019年1月17日~ 限定数に達したので販売終了
料金 1,600円
特製ノートはクリムト展内のショップで販売されます。
デミタスカップ&ソーサー セット券(数量限定)
クリムト展特製のデミタスカップ&ソーサーと前売鑑賞券のセットです。
「オイゲニア・プリマフェージの肖像」の東洋風のモチーフがソーサーに描かれています。セット販売のみの数量限定柄です。
販売期間 2019年1月17日~ 限定数に達したので販売終了
料金 3,500円
別の絵柄のデミタスカップ&ソーサーはクリムト展内のショップで販売されます。
「ユディトⅠ」ミニチュア絵画 セット券(数量限定)
今回のクリムト展の目玉作品「ユディトⅠ」の1/12サイズのミニチュア絵画と前売鑑賞券のセットです。
販売期間 2019年1月17日~4月22日 限定数に達したので販売終了
料金 3,500円
「ユディトⅠ」ミニチュア絵画は、クリムト展内のショップで販売されます。
上野のれん会タイアップセット券
「上野のれん会」の加盟店の食事券(1,000~2,000円)と鑑賞券のセットです。
料金 2,000~3,000円(店舗により料金が異なります)
販売期間 2019年2月10日~2019年07月10日 15:00
チケット販売は、セブンチケット
音声ガイド
「クリムト展ウィーンと日本1900」の音声ガイドは、スペシャルサポーターも務めている稲垣吾郎さんです。
音声ガイドは、作品の見どころや時代背景、作家の生涯などをわかりやすく解説されているので、作品をより堪能したい方は借りるといいですね。
収録時間は約35分で、展示室の入り口貸出カウンターで借りることができます。
料金 550円(税込み)
出展されるクリムト作品
女の三世代
1905年 油彩、カンヴァス 171×171 cm
ローマ国立近代美術館
「女の人生」を幼少期、若年期、老齢期の三段階にして表現しており、幼少期、若年期の女性は明るい色で、老齢期の老婆は暗い色でうなだれて顔を隠してます。
ユディトⅠ
1901年 油彩、カンヴァス 84×42cm
ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館
旧約聖書外伝に登場する「ユデット」は、敵陣に入りこみホロフェルネスの首をはねて持ち帰る物語。首を持っている「ユデット」は、恍惚の表情に見えます。
ヘレーネ・クリムトの肖像
1898年 油彩、厚紙 59.7×49.9 cm
ベルン美術館
クリムトの弟エルンストの娘ヘレーネが6歳のときに描かれた肖像画ですが、ずいぶんと大人びて見えます。弟の妻の妹エミーリエ・フレーゲとクリムトは、生涯のパートナーでした。
オイゲニア・プリマフェージの肖像
1913/1914年 油彩、カンヴァス 140×85cm
豊田市美術館
ウィーン工房のパトロンの一人であった裕福な銀行家オットーの妻の肖像画。
右上に描かれた鳥は東洋的モチーフが使われています。
トヨタ自動車の寄付金で購入され、現在豊田市美術館が所蔵しています。
赤子(ゆりかご)
1917/1918年 油彩、カンヴァス 110.9×110.4cm
ワシントン・ナショナル・ギャラリー
積み重なった布の模様は、日本の着物からインスピレーションを受けたと言われています。
アッター湖畔のカンマー城III
1909/1910年 油彩、カンヴァス 110×110cm
ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館
マリー・ヘンネベルクの肖像
1901/1902年 油彩、カンヴァス 140×140cm
ザクセン=アンハルト財団、モーリッツブルク・ハレ州立美術館
ともだちⅠ(姉妹たち)
1907年 油彩、カンヴァス 125×42 cm
クリムト財団
ベートーヴェン・フリーズ
全長34メートルを超える「ベートーヴェン・フリーズ」の精巧な複製です。
ベートーヴェン第九交響曲に基づいた構成になっており、左から「幸福への憧れ」「敵対する勢力」「歓喜の歌」の順に描かれており、ホールの三方の壁面に連なるように飾られています。
「クリムト展ウィーンと日本1900」まとめ
クリムトの作品は、ナチスの押収されたり戦火で焼失したり、天井画や壁画といった現地へ行かなくては見られない作品もあります。
そんなクリムトの作品を見られる貴重なチャンスです。
実際に行ってきた感想や混雑状況などをまとめております。
2019年7月23日から豊田市美術館の情報はこちらをご覧ください。
同時期に東京、国立新美術館で開催されている「ウィーン・モダン クリムト、シーレ世紀末の道」もおすすめです。
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