フェルメール作品画像で何かを感じることはなかったのですが、「真珠の耳飾りの少女」を見た瞬間に目が離せなくなり、本当に衝撃でした。
その他のフェルメール作品も見たくなり、少しずつ見て回った記録です。
真珠の耳飾りの少女/デルフトの眺望/ディアナとニンフたち
マウリッツハイス美術館(The Royal Picture Gallery Mauritshuis)
オランダ・ハーグにあり、規模は大きくない美術館ですが、フェルメール作品「真珠の耳飾りの少女」「デルフトの眺望」「ディアナとニンフたち」の3点を所蔵しています。
ツアーなどの団体が入るとガイドさんの説明を聞くために混雑することがありますが、比較的空いており、ゆっくりと鑑賞することができます。
一人だけでゆっくりじっくり鑑賞。
私が訪れたときには、少女の横に並んで写真を撮ることができました。
今は「真珠の耳飾りの少女」の前には柵が設置してあるので、前より近づけなくなってます。
フェルメールの3作品は、同じ部屋に展示されています。
「ディアナとニンフたち」を収めた画像がないです(笑)
マウリッツハイス美術館 基本情報
開館時間:10:00~17:00(月曜13:00~17:00)
入館料:大人 17.50ユーロ/18歳以下は無料
公式アプリ:日本語対応している無料のアプリがあるので、事前にダウンロードしておけば、音声ガイドになります。
iPhone用 App Storeでダウンロード
Android用 Google Playでダウンロード

小路/牛乳を注ぐ女/青衣の女/恋文
アムステルダム国立美術館
フェルメール作品「小路」「牛乳を注ぐ女」「青衣の女」「恋文」の4点を所蔵していますが、私が訪れたときには「恋文」は貸し出し中でした。
当時、鑑賞することができなかった「恋文」を、フェルメール展大阪会場で見ることができて感動です。
時間帯が良かったのか空いており、隣に並んで記念撮影もできました。
フェルメール作品の中でも有名な1枚「牛乳を注ぐ女」
絵だけを見る、額を含めて見るとイメージが違うことがあります。
アムステルダム美術館 基本情報
開館時間:9:00~17:00
入館料:大人 20ユーロ/18歳以下は無料
公式アプリ:日本語対応している無料のアプリがあるので、事前にダウンロードしておけば、音声ガイドになります。
iPhone用 App Storeでダウンロード
Android用 Google Playでダウンロード
涙がでちゃった「天文学者」
シュテーデル美術館
「地理学者」は、フェルメールの署名と制作年が記されている貴重な作品で、「天文学者」(ルーブル美術館所蔵)と対になっています。
館内のどこを探しても見つからず、係員に尋ねると「フランスに貸し出し中」って・・・膝から崩れ落ちそうになったけど、どうにか耐えました。
シュテーデル美術館はフェルメール以外にも素敵な作品がたくさんあり、お気に入りの彫刻も見つけられ楽しめましたが、やはり「地理学者」が見たかったです。
フェルメールは貸し出し中のことがあるので、旅行の計画時からきちんと調べておきましょう。
シュテーデル美術館 基本情報
開館時間:火曜日~日曜日 10:00~18:00(木・金曜日は 21:00まで)
閉館日:月曜日
入館料:火曜日~金曜日 14ユーロ/土・日・祝日 16ユーロ
12歳未満の子供は無料
学生やファミリーは割引料金あり
巡礼の中で難易度の高い「音楽の稽古」
ロイヤルコレクション
バッキンガム宮殿内の来賓をおもてなしするステートルームに飾られています。
エリザベス女王がスコットランドに滞在されている夏の間だけ、ステートルームが一般に公開されています。一生涯、バッキンガム宮殿にお呼ばれすることはないので、一般公開中で訪問しました。宮殿内は撮影禁止です。
幾何学模様の床、左から差し込む光、とてもフェルメールらしい作品です。
ロイヤルコレクション 基本情報
開館時間:9:30~17:45(15分間隔の入場予約時間が指定されます)
入場料:大人 25.00ポンド/60歳以上・学生 22.80ポンド/17歳未満 14.00ポンド
5歳未満 無料/ファミリー割引あり
チケット購入ができるサイト
「ヴァージナルの前に立つ女」「ヴァージナルの前に座る女」
ナショナル・ギャラリー(ロンドン国立美術館)
トラファルガー広場に面したところにあるナショナル・ギャラリー(ロンドン国立美術館)は、大きな美術館で迷います。
「ヴァージナルの前に立つ女」
「ヴァージナルの前に座る女」
「ヴァージナルの前に立つ女」はあったのですが、「ヴァージナルの前に座る女」が見あたらず捜したのですがわからなかったですが、2020年のロンドン・ナショナル・ギャラリー展で鑑賞することができました。
ナショナルギャラリー 基本情報
開館時間:10:00~18:00(金曜日 10:00~21:00)
閉館日:1月1日及び12月24~26日
入館料:無料ですが、ドネーション・ボックスがあるので少額でも寄付しましょう。
絵画芸術
ウィーン美術史美術館
世界一美しいといわれるカフェがあるウィーン美術史美術館は、ハプスブルク家が収集した絵画や、古代エジプト・ローマの美術品を所蔵しています。
フェルメール作品は「絵画芸術」があります。
訪問したときものすごく日差しの強い日でサングラスしてて、館内に入ってからもしばらくかけたままで・・・気づいてから、もう一度最初から見直しました。
ウィーン美術史美術館 基本情報
開館時間:10:00~18:00(木曜日 10:00~21:00)
閉館日:月曜日
入館料:18ユーロ(18歳以下は無料)

眠る女/水差しを持つ女/リュートを調弦する女/少女/信仰の寓意
メトロポリタン美術館
1日いても全部を見ることができないくらい大きなメトロポリタン美術館は、ニューヨーク セントラルパークの中にあり、フェルメール作品を一番多く所蔵しています。
「眠る女」「水差しを持つ女」「リュートを調弦する女」「少女」「信仰の寓意」
フェルメール作品が5点あり、一番多く所蔵している美術館です。
フェルメールの作品はすべての作品が同じ部屋にまとめて展示されていましたが、「リュートを調律する女」が見当たらなかったので、聞いてみたら「貸し出し中」でフェルメール作品は、本当に貸し出し中が多いです。
メトロポリタン美術館 基本情報
開館時間:10:00~17:30(金曜日・土曜日 10:00~21:00)
入館料:大人/25ドル シニア(65歳以上)/17ドル 学生/12ドル
12歳未満の子供、会員は無料

士官と笑う娘/中断された音楽の稽古/婦人と召使い
フリック・コレクション
「士官と笑う娘」「中断された音楽の稽古」「婦人と召使い」
フリック・コレクション美術館は、ヘンリー・フリックさん個人が収集していたものをフリックさんの邸宅で公開されているものです。
素晴らしい作品がたくさんあり、これが個人所有なのかとびっくりします。
フリックコレクション美術館は、邸宅内は撮影禁止で、中庭のみ撮影が許可されています。
「士官と笑う娘」「中断された音楽の稽古」は通路のようなところに飾られているので、見逃さないように注意です。
フリック・コレクション 基本情報
開館時間:10:00~18:00(木曜日は16:00~18:00)
休館:月曜日・火曜日・水曜日
入館料:大人/22ドル シニア(65歳以上)/17ドル 学生/12ドル
巡礼一覧
フェルメールの現存する作品は、35点といわれています。
マウリッツハイス美術館で「真珠の耳飾りの少女」から始まったフェルメール巡礼。
巡ったところで見た作品、2018年のフェルメール展、東京会場と大阪会場と、2020年の ロンドン・ナショナル・ギャラリー展 2022年の フェルメールと17世紀オランダ絵画展 で見た作品を合わせて、26点を鑑賞しました。
盗難で不明の「合奏」を含めて、あと9点。
個人が所有している「ヴァージナルの前に座る若い女」は、展示会などがないと見ることができないので、一番ハードルが高いですね。
現地に行きながら鑑賞できなかった、シュテーデル美術館「地理学者」が残念です。
日本 | |||
マリアとマルタの家のキリスト | スコットランド国立美術館 (スコットランド・エディンバラ) | 〇 | |
ディアナとニンフたち | マウリッツハイス美術館 (オランダ・ハーグ) | 〇 | |
取り持ち女 | アルテ・マイスター絵画館 (ドイツ・ドレスデン) | 〇 | |
眠る女 | メトロポリタン美術館 (アメリカ・ニューヨーク) | 〇 | |
窓辺で手紙を読む女 | アルテ・マイスター絵画館 (ドイツ・ドレスデン) | 〇 | |
小路 | アムステルダム国立美術館 (オランダ・アムステルダム) | 〇 | |
士官と笑う娘 | フリック・コレクション (アメリカ・ニューヨーク) | 〇 | |
牛乳を注ぐ女 | アムステルダム国立美術館 (オランダ・アムステルダム) | 〇 | 〇 |
ワイングラス | ベルリン国立絵画館 (ドイツ・ベルリン) | 〇 | |
ワイングラスを持つ娘 | アントン・ウルリッヒ美術館 (ドイツ・ブラウンシュヴァイク) | ||
中断された音楽の稽古 | フリック・コレクション (アメリカ・ニューヨーク) | 〇 | |
デルフトの眺望 | マウリッツハイス美術館 (オランダ・ハーグ) | 〇 | |
音楽の稽古 | ロイヤルコレクション (イギリス・ロンドン) | 〇 | |
青衣の女 | アムステルダム国立美術館 (オランダ・アムステルダム) | 〇 | |
天秤を持つ女 | ナショナルギャラリー (アメリカ・ワシントン) | ||
水差しを持つ女 | メトロポリタン美術館 (アメリカ・ニューヨーク) | 〇 | |
リュートを調弦する女 | メトロポリタン美術館 (アメリカ・ニューヨーク) | 〇 | |
真珠の首飾りの女 | ベルリン国立絵画館 (ドイツ・ベルリン) | ||
手紙を書く女 | ナショナルギャラリー (アメリカ・ワシントン) | 〇 | |
赤い帽子の娘 | ナショナルギャラリー (アメリカ・ワシントン) | 〇 | |
真珠の耳飾りの少女 | マウリッツハイス美術館 (オランダ・ハーグ) | 〇 | |
合奏 | 盗難により所在不明 | ||
絵画芸術 | ウィーン美術史美術館 (オーストリア・ウィーン) | 〇 | |
少女 | メトロポリタン美術館 (アメリカ・ニューヨーク) | 〇 | |
婦人と召使い | フリック・コレクション (アメリカ・ニューヨーク) | 〇 | |
天文学者 | ルーヴル美術館 (フランス・パリ) | ||
地理学者 | シュテーデル美術館 (ドイツ・フランクフルト) | ||
レースを編む女 | ルーヴル美術館 (フランス・パリ) | ||
恋文 | アムステルダム国立美術館 (オランダ・アムステルダム) | 〇 | |
ギターを弾く女 | ケンウッド・ハウス (イギリス・ロンドン) | ||
手紙を書く婦人と召使い | アイルランド国立美術館 (アイルランド・ダブリン) | 〇 | |
信仰の寓意 | メトロポリタン美術館 (アメリカ・ニューヨーク) | 〇 | |
ヴァージナルの前に立つ女 | ナショナルギャラリー (イギリス・ロンドン) | 〇 | |
ヴァージナルの前に座る女 | ナショナルギャラリー (イギリス・ロンドン) | 〇 | |
ヴァージナルの前に座る若い女 | ライデン・コレクション (個人蔵) |
バックに色がついている作品が未鑑賞です。
コンプリートするぞ!
コメント
2019年7月にドイツとオーストリアを制覇しようとしましたが、フランクフルトは貸し出し中、ドレスデンは工事中で見学できませんでした。どちらも行ってから分かりました。2020年2月に再挑戦しましたが、ドレスデンは3月オープンとのことで断念、フランクフルトとルーブルが見学できました。幸いドレスデンは来年東京と大阪で展示されることなので、ホッとしています。
私はイギリスの4点が全て残されています。コロナ禍なのでいつになったら行けるのかわからない点が気がかりです。
コメントありがとうございます。
現地に行ってから「貸し出し中」が分かると本当にガッカリしますよね。私もシュテーデル美術館で「地理学者」が見られませんでした。
来年の「窓辺で手紙を読む女」楽しみですね。メトロポリタン美術館展では「信仰の寓意」をまた見ることができます。
いつになったら気軽に旅行に行けるようになるかわかりませんが、コンプリートしたいです。
お返事遅くなって、ごめんなさい。