「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」は、2023年1月26日から東京都美術館で開催されます。
レオポルド美術館の所蔵作品を中心に、エゴン・シーレの作品が50点、クリムト、ココシュカ、ゲルストルなど同時代作家たちの作品と合わせて約120点が来日します。
ウィーン世紀末美術を展観する大規模展は、東京都美術館開催のみで巡回はありません。
公式サイト >>
基本情報
展覧会名:レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才
Egon Schiele from the Collection of the Leopold Museum – Young Genius in Vienna 1900
開催期間:2023年1月26日~4月9日
開館時間:9:30~17:30 金曜日は20時まで(入室は閉室の30分前まで)
休室日:月曜日
会場:東京都美術館 企画展示室 京都台東区上野公園8-36
アクセス:JR上野駅 公園口より徒歩7分 東京メトロ・京成電鉄 上野駅より徒歩10分
JR上野駅からのアクセス
JR上野駅「公園改札」を出ます。

正面の道を真っすぐに進みます。

右手に国立西洋美術館、看板などを見ながらひたすら真っすぐ進みます。

前方、左に上野動物園、右に東京都美術館が見えたら右に進みます。

「ほおずきの実のある自画像」が見えたら到着です。


コインロッカーはあるの?
100円返却方式のコインロッカーがあるので、手荷物は預けてください。
返却される100円の取り忘れに注意!
音声ガイド
音声ガイドナビゲーターは、俳優の神尾楓珠さん降板のため、声優の浦和希さんに変更されました。
収録時間 1台 650円(税込)
SNS投稿でシールがもらえるよ

平日限定ですが、SNSに投稿するとシールがもらえるブースがあり(出口に向かうルートの途中)、みなさん立ち止まり Twitter・Instagram に投稿されてました。(なくなり次第終了)
飛行機→電車乗り継ぎで到着時間が読めないので、チケットの販売状況を確認しつつ向かい、当日券を購入して入館しました。販売状況が「〇」だとすぐに入れるようです。
エゴン・シーレ展 チケット情報
チケット料金
- 一般 2,200円
- 大学生・専門学校生 1,300円
- 65歳以上 1,500円
- 平日限定ペアチケット 3,600円(枚数限定)
大学生・専門学校生は、1月26日~2月9日に限り無料(日時指定予約必要)
無料観覧券をお持ちの方(日時指定予約必要)
高校生以下無料(日時指定予約必要)/未就学児(日時指定予約不要)
身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料(日時指定予約は不要)
高校生、大学生・専門学校生、65 歳以上の方、各種お手帳をお持ちの方(要証明書)
日時指定予約制
2023年1月12日10時より受付開始
購入場所
公式チケットサイト(ART PASS/オンライン決済のみ)
- 来場日の30日前より予約(予定枚数に達し次第販売終了)
- QRチケットは、最大2回まで日時変更可能(予約の空きがある場合のみ)
大学生・専門学校生の無料期間(1/26~2/9)予約の日時変更はできません - キャンセル・券種変更・払い戻しはできません
各種プレイガイド
- ローソンチケット
- あさチケ
- チケットぴあ
- フジテレビダイレクト
購入後の予約日時の変更はできません
コンビニ発券のみで、割引クーポンの使用はできません
大学生・専門学校生の発売は2月10日分以降のみです
購入後のキャンセル・券種変更・払い戻しはできません
販売スケジュール
1月12日10時から販売 1/26~2/19分
2月14日10時から販売 2/21~3/12分
3月7日10時から販売 3/14~4/9分
東京都美術館(チケットカウンター)
東京都美術館のチケットカウンターで、当日券が販売されています。
入場いただける直近の時間枠の販売で、来場時に予定枚数が終了している場合があります。
公式Twitterで販売状況がつぶやかれているのでチェック!
詳しくは公式サイトで確認してください。
エゴン・シーレ展 見どころ作品
「僕には才能がありますか?」若いエゴン・シーレの質問に「才能がある?それどころかありすぎる」と答えたクリムト。クリムトが認めた天才画家エゴン・シーレ。
28歳の若さで亡くなっているため、作品が少ないのも残念だし、猥褻物として警官に焼かれた作品も見てみたかったですね。
エゴン・シーレ「ほおずきの実のある自画像」

1912年 油彩、不透明絵具/板
エゴン・シーレは多くの自画像を残している。
その中でよく知られている「ほおずきの実のある自画像」
自画像は斜に構えたものが多く、何か言いたいことがあるんじゃないの?と聞きたくなる。
「ヴァリーの肖像」と対になってるように思うんだけど、どうだろう?

関連記事:危険度MAX変態芸術家の愛憎劇

エゴン・シーレ「装飾的な背景の前に置かれた様式化された花」

1908年 油彩、金と銀の顔料/カンヴァス
正方形のカンヴァス、背景に金や銀など、師匠であるクリムトの影響が色濃く表れている作品。
エゴン・シーレ「自分を見つめる人II(死と男)」

1911年 油彩、カンヴァス
色の付いた前面の男性はシーレ自身、背後の白茶は死後の自分?
シーレは「生と死」を題材にした作品をのこしています。
エゴン・シーレ「モルダウ河畔のクルマウ(小さな街IV)」

1914年 油彩、黒チョーク/カンヴァス
クルマウ(現チェコのチェスキー・クルムロフ)は、シーレの母親の故郷。
色合いが暗いけど、絵本に出てきそうな家並みですね。
エゴン・シーレ「母と子」

1912年 油彩、板
母親に抱かれているのに、恐怖を感じているような表情のこども。
目を瞑り口を閉じてる母親、大きく見開いた目と開いた口のこどもの対比が不安感を煽ります。
エゴン・シーレ「頭を下げてひざまずく女性」

1915年 鉛筆、グワッシュ/紙
シーレ作品らしい、身体をくねったようなポーズの女性。
シーレのコレ系の作品、エロティックですごく好きです。
エゴン・シーレ「悲しみの女」

1912年 油彩、板
恋人だったヴァリーをモデルに描いた作品。
涙を浮かべている彼女の背後の横顔は、涙の原因を作ったシーレ?
グスタフ・クリムト「シェーンブルン庭園風景」

1916年 油彩、カンヴァス
シーレの師匠であるクリムトと作品。
コロマン・モーザー「キンセンカ」

1909年 油彩、カンヴァス
コロマン・モーザーは、クリムトと共にウィーン分離派を創設し、様々なもののデザインをするデザイナーでもあった。
リヒャルト・ゲルストル「半裸の自画像」

1902-04年 油彩、カンヴァス
リヒャルト・ゲルストルは、作曲家のアルノルト・シェーンベルクの妻と不倫関係になり駆け落ちをするが、数か月で妻は夫の元へ戻りフラれたことで自殺をしてしまいます。
その時、燃やされた手紙と共に作品も焼失したのではと考えられており、現存する作品は、66点の油絵、8点の素描だけです。
オスカー・ココシュカ「ハーマン・シュヴァルツヴァルト2世」

1916年 油彩、カンヴァス
オスカー・ココシュカと言えば・・・天才作曲家グスタフ・マーラーの未亡人アルマへの異常な愛で有名?ですね。
執着しまくったココシュカの描いた「アルマ・マーラーの肖像」は、東京国立近代美術館にあります。
関連記事:変態すぎる芸術家の愛憎劇
エゴン・シーレ展 まとめ
「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」は、東京開催のみで巡回がないので、東京へ行かなければ見ることができません。
東京に行くのなら、国立新美術館で3月1日から開催される「ルーヴル美術館展 愛を描く」も見たいですね。
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