岸田劉生展が、2019年11月2日から山口県立美術館で始まります。
岸田劉生は東京に生まれ、関東大震災後には一時期名古屋に住んでいたこともあり、山口に旅行中亡くなります。
没後90年にあたり、ゆかりの地、東京、山口、名古屋で展覧会が開催されます。
没後90年記念 敷田劉生展 基本情報
展覧会名:没後90年記念 岸田劉生展
開催期間:2019年11月2日(土)~12月8日(日)
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(ただし、11月4日、12月2日は開館)
会場:山口市亀山町3-1
アクセス:JR山口駅 徒歩15分
岸田劉生展 チケット
チケット料金
当日券 | 前売り・団体 | |
一般 | 1,300円 | 1,100円 |
シニア・学生 | 1,100円 | 900円 |
高校生以下は無料
シニアは70歳以上、団体は20名以上
障がい者手帳を持ってる人と介護者1名は無料。
チケット購入方法
ローソンチケット(Lコード:62567)
各種プレイガイド
岸田劉生展 イベント
講座「最後の地・徳山における岸田劉生」
矢迫愛弓(山口県立美術館 専門学芸員)講師
11月9日(土)14:00~15:00
山口県立美術館講座室
定員80名(当日先着順、無料)
学芸員によるギャラリー・トーク(30分程度・申し込み不要)
11月16日、30日(土)10:00~
岸田劉生展 見どころ
会期中、作品保護のために一部の展示作品の入れ替えがあります。
前期:11月2日~24日
後期:11月26日~12月22日
重要文化財 麗子微笑
油彩、麻布 東京国立博物館蔵
岸田劉生と言えば「麗子像」ですね。麗子シリーズは麗子が5歳から15歳くらいまで数十枚あり、その中でも「麗子微笑」は、重要文化財に指定されています。
全体をギュッと上下につぶしたようにデフォルメしてあり、美術の教科書で見たときにはギョッとしたものです。麗子微笑は7歳のときの肖像ですが、その微笑は実年齢よりも上に見えます。
「麗子微笑」は11月2日~12月8日の期間限定展示ですので、ご注意ください。
重要文化財 道路と土手と塀(切通之写生)
油彩、麻布 東京国立近代美術館蔵
空に向かって切り立ったような急坂は歪み、不思議な気分になります。この坂は今現在も代々木にあります。
「道路と土手と塀」と同じ場所を横から見た「代々木付近の赤土の風景」と合わせて見ると、手前の赤土を横切る影が電柱だとわかります。
銀座と数寄屋橋畔
油彩、板 郡山市立美術館蔵
劉生が生まれ育った銀座数寄屋橋界隈。
バーナード・リーチの肖像
油彩、麻布 東京国立近代美術館蔵
セザンヌ風に描かれた作品。
画家の妻
油彩、麻布 大原美術館蔵
劉生の妻の肖像画。
壺の上に林檎が載って在る
油彩、板 東京国立近代美術館蔵
何故、壺の上に林檎を乗せたのか不思議なんだけど、すごく好きです。
村娘之図(前期のみ)
水彩、紙 下関市立美術館蔵
田舎の少女の素朴さの中にある美しさが際立つ作品。
近藤医学博士之像
油彩、麻布 神奈川県立近代美術館蔵
ユーモラスにデフォルメされた肖像画は、モデルとの親しさが伝わります。
岸田劉生展 まとめ
没後90年記念の岸田劉生展が、劉生の最後の地 山口県 で開催されます。
山口県立美術館は、東京や大阪の展覧会より混雑しませんので、ゆっくり、じっくりと鑑賞することができます。
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