デンマークを代表する画家、ヴィルヘルム・ハマスホイ。
白・黒・グレーを基調としたモノトーン、時が止まったかのようなシーンとした空気感の室内画は「北欧のフェルメール」と評されるヴィルヘルム・ハマスホイ。
ハマスホイをはじめ、デンマーク名画の展覧会が、2020年4月7日から山口県立美術館で開催されます。
ハマスホイとデンマーク絵画 基本情報
ハマスホイとデンマーク絵画の基本情報
展覧会名：ハマスホイとデンマーク絵画
開催期間：2020年4月7日(火)～2020年6月7日(日)
開室時間：9:00～17:00（入室は16:30まで）
休室日 ：月曜日 但し、5月4日、6月1日は開館
会場：山口県立美術館 山口市亀山町3-1
アクセス：JR山口駅 徒歩15分
コインロッカーはあるの？
エントランスホールに無料のロッカーがああります。
ハマスホイとデンマーク絵画 チケット情報
チケット情報はまだなので、公表され次第記載します。
ヴィルヘルム・ハマスホイとは
ヴィルヘルム・ハマスホイ（ハンマースホイ）は、19世紀末に20世紀にかけて、国外で高い評価を受けますが、死後、忘れ去られます。
近年、オルセー美術館やグッゲンハイム美術館などで、2008年には日本でも回顧展が開催され、再評価されています。
肖像画や風景画の制作もしていますが、作品の大半が室内風景画で、ハマスホイが当時暮らしていたアパートが何度も描かれています。
略歴
1864年、ヴィルヘルム・ハマスホイは、コペンハーゲンの裕福な家庭に生まれました。
幼いハマスホイに芸術的な才能を見出した母親は、8歳から個人レッスンを受けさせ、15歳にはコペンハーゲンの王立美術アカデミーに入学します。
1885年 21歳のときに妹を描いた肖像画「若い女性の肖像、画家の妹アンナ・ハンマースホイ」を王立美術アカデミー主催の展示会に出品しますが、落選します。この落選、ハマスホイの評価について論争となるが、デンマーク国内で評価は上がらず、だんだんと国外で評価されるようになっていきます。
1891年に友人の妹イーダと結婚しました。
イーダは室内画のモデルとして何度も登場します。
室内画の多くが二人が暮らしたストランゲーゼ30番地のアパートで、室内のピアノやテーブル、ソファなども同じものが繰り返し描かれています。
1916年喉頭がんで亡くなります。
ハマスホイとデンマーク絵画 見どころ
ヴィルヘルム・ハマスホイ 室内
スウェーデン国立美術館所蔵
ヴィルヘルム・ハマスホイ 室内ー開いた扉、ストランゲーゼ30番地
デーヴィズ・コレクション所蔵
ヴィルヘルム・ハマスホイ 農場の家屋、レスネス
デーヴィズ・コレクション所蔵
ヴィルヘルム・ハマスホイ 寝室
イェーテボリ美術館所蔵
ヴィルヘルム・ハマスホイ 背を向けた若い女性のいる室内
ナラス美術館所蔵
ピーザ・スィヴェリーン・クロイア スケーイン南海岸の夏の夕べ
ヒアシュプロング・コレクション所蔵
ピーダ・イルステズ ピアノに向かう少女
アロス・オーフース美術館所蔵
ヴィゴ・ヨハンスン 春の草花を描く子供たち
スケーイン美術館所蔵
ヴィゴ・ヨハンスン きよしこの夜
ヒアシュプロング・コレクション所蔵
ハマスホイとデンマーク絵画 まとめ
モノトーンの鈴かな室内、静寂が落ち着きます。
ハマスホイの友人で妻イーダの兄であるピーダ・イルステズの作品も出展されており、それらの作品も素晴らしい。
ハマスホイの作品が約40点が一度に見られるチャンスです。
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