
国立国会図書館 National Diet Library
納本制度により、日本で出版されたものは国会図書館に収めることになっており、これまで日本で出版された資料が保管されています。(納本漏れもあるので、全てではありません)
東京旅行の目的のひとつ。
遠い昔に読んだ漫画をもう一度読みたいのです。
ですが、わかっているのは、雑誌の読み切りだったこと、大まかなストーリー、主人公の恋人の名前だけで、題名もわからなければ、作者もわからない。
その頃読んでいた雑誌もあやふやな状態で、わからないことだらけ。
さて、見つかるでしょうか?
国立国会図書会館 基本情報
休館日:日曜日・国民の祝日/休日・年末年始・第3水曜日
(災害などの緊急時に臨時休館あり)
利用時間:9時30分~19時(土曜日 17時)
利用者登録:9時20分~18時30分(土曜日は16時30分)
資料請求受付:9時30分~18時(土曜日 16時)
アクセス
東京メトロ出口からのアクセス

① 有楽町線 永田町駅 2番出口 徒歩5分
② 半蔵門線/南北線 永田町駅 3番出口 徒歩8分
③ 千代田線/丸の内線 国会議事堂前駅 1番出口 徒歩12分
永田町駅は路線が密集していて複雑で、まるでダンジョン。
赤坂見附駅は連絡通路で永田町駅につながっているので、歩くことができます。
〒100-8924 千代田区永田町1-10-1
電話:03-3581-2331(代表)
有楽町線 永田町駅 2番出口からの順路
永田町駅2番出口から国立国会図書館までを画像で紹介。
2番出口を出て、左へ進んだところの横断報道を渡ると、国立国会図書館への案内板があります。

矢印の方向へ135m進むと利用者入口です。

左手に国立国会図書館を見ながら進むと入口があります。


階段を下りて真っすぐ進むと本館、その右手に新館があります。

初めての方は登録利用者カードが必要なので、新館へ向かってください。
国立国会図書館の利用方法
登録できる人
満18歳以上の人なら誰でも登録することができます。
利用者登録をします
新館の利用者登録カウンターに必要事項を記入した申し込み用紙と本人確認書類を提出すると「登録利用者カード」が発行されます。
本人確認書類は、氏名・生年月日・現住所が記載されてる有効期限内のものに限ります。
運転免許証/健康保険証/パスポート/学生証など

登録利用者カードと一緒に「初期パスワード票」が渡されます。
このパスワードは、館内利用者端末を利用するときに必要になります。
初期パスワードは、国立国会図書会館オンラインより変更することができます。

コインロッカーに荷物を入れます
利用者登録カウンターの左手奥にあるコインロッカーに荷物を預けましょう。
コインロッカーは使用後に100円入れて利用後に戻って来る100円返却式なので、100円玉を用意しておきましょう。
透明な袋やビニール袋が置いてあるので、貴重品を入れます。
コインロッカーに入らない大きな荷物は、本館利用者入口に預けられます。
携帯電話・スマホは持ち込めますが、カメラ・録画撮影はできません。
入館ゲートを通る
ゲートに登録利用者カードをタッチして入館します。
電車の改札みたいなゲートで、センサー感知時間が長いのでゆっくりタッチください。
国会図書館で図書を借りる方法

館内利用者端末で検索して申し込む
館内にある館内利用者端末(PC)のカードリーダーに登録利用者カードを置きます。
初期パスワード票に記載されているパスワードを入力します。
※ 初期パスワードは「オンライン」→「利用者情報」→「登録情報」→「パスワード」で新しいパスワードに変更することができます。
端末で検索する方法
「キーワード」や「タイトル」を入力して検索ボタンをクリック

※ 該当数が多い場合には、著者や出版年などを入力して絞り込みましょう。
検索一覧から利用したい書籍をクリックして「閲覧」をクリック

右上にある申込みカートをクリック、申込手続きに進む→申し込む→申し込み完了です。
書籍は3冊・雑誌は10冊まで申し込むことができます。
連続の漫画は、10冊借りて10冊返却、申し込むを繰り返すと次の漫画が届くまで待ち時間ができるので、10冊借りて5冊返却し、次の5冊を申し込むとタイムロスがなくなります。
デジタル表示のある場合
このように「デジタル」表示があるものは、そのまま端末で閲覧することができます。

端末の操作方法は、端末の横に冊子が置いてあります。
わからないときは、インフォメーションでも教えてくれます。
申し込み資料の到着確認
端末で申し込みをしてから資料が到着するまで、20~30分掛かります。
「到着確認用端末」カードリーダーに登録利用者カードを置くと、到着確認ができ、資料名・受取り場所が表示されます。
資料の受取
図書は本館カウンター、雑誌は新館カウンターで受け取ることができます。
各カウンターに登録利用者カードを提示して、資料を受取ります。
借りた資料は、閲覧室やホールの閲覧席でゆっくり見てください。
館外貸し出しはしていないので、資料は全て返却してから退館してくださいね。
貸し出された資料は、丁寧に扱いましょう。
昔の破れやすい資料を借りたとき、雑誌別室で見るように指定されました。
雑誌別室は、複写禁止雑誌やアダルト系の雑誌を借りたときに通される部屋で、監視されます(笑)
該当資料は雑誌別室に返却します。

国会図書館を利用する前に確認すること
資料の検索に時間がかかっては、読む時間が少なくなってしまいます。
事前に国立国会図書館オンラインで、利用したい資料の検索をしておくと効率が良いです。
検索の際、正式名称でないと検索にヒットしない場合もあります。
「○○・△△」を「○○△△」で検索するとヒットしないときもあるので、正式名称を調べておきましょう。
国立国会図書館を利用した感想

初めて国立国会図書館を利用しましたが、本好きにはたまらない場所です。
絶版や発禁になった本、ずっと探している本などを読むことができます。
今回、記憶を頼りに漫画雑誌を借りて返す、借りて返すを繰り返しましたが、見つけることはできませんでした。絵の感じは覚えているので、パラパラとめくって確認していったのですが、読んでたはずの漫画の記憶が全くなかったんですよ。そうなると記憶している雑誌名や発行年などに自信がなくなります。
絶対に見つけたいので、また行きます。
その後、東京へ行くたび、観光せずひたすら国会図書館に通っていますが、見つかっていません。
もう30年以上前の漫画を見つけることは無理なんじゃないかという気がしてきていますが、もう一度読んでみたいので、これからも探し続けます。
これまで、5回訪問して記憶にある雑誌2年分を確認してなかったので、期間を広げてみるか?再度2年分を確認したほうがいいのか、迷っています。
懐かしい漫画を見つけ、検索の手が止まることしばしば(笑) 私にとって、東京=国会図書館になっています。
個人向けデジタル化資料送信サービスが始まり、デジタル化されているものは自宅で探すことができると期待しましたが「国立国会図書館限定」で、図書館の端末でないと見ることができません。
国立国会図書館の登録・利用方法など、参考になれば幸いです。
