「フェルメール展」が東京と大阪で開催されます。
東京・上野の森美術館「フェルメール展」は、2018年10月5日(金)から2019年2月3日(日)までの約4ヶ月で、9点の作品が展示されます。
開催期間中、途中で一部の展示作品の入り替えがあります。
また、大阪市立美術館「フェルメール展」は、2019年2月16日(土)から5月12日(日)までの約3ヶ月で、6点の作品が展示されます。
東京・上野の森美術館「フェルメール展」は、9作品。
大阪市立美術館「フェルメール展」は、6作品。
今回の東京・大阪で展示されるフェルメール作品は全部で、10作品ですが一度に10作品を見ることはできません。
東京のみ展示される作品、大阪のみ展示される作品があるので、全ての作品を鑑賞するには、いつ行けばいいのでしょうか?
東京・上野の森美術館「フェルメール展」のみ展示される作品
牛乳を注ぐ女
アムステルダム国立美術館
「真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)」と並ぶ有名な作品。
高価なラピスラズリを使用した「フェルメールブルー」で描かれたエプロンと、黄色い上衣が印象的です。
アムステルダム国立美術館には「小径」「青衣の女」「恋文」と「牛乳を注ぐ女」とフェルメール作品を4点所蔵。東京展で「牛乳を注ぐ女」、大阪展で「恋文」が展示されます。
ワイングラス(紳士とワインを飲む女)日本初公開
ベルリン国立美術館
若い女性にワインを飲ませながら、口説いているところです。
女性はワイングラスに注がれたワインを飲み干しており、男性はもう1杯飲ませようとデカンタを掴んでいるようです。
窓のステンドグラスの模様が、室内で行われてる男女の行為に対する警告を表してします。
真珠の首飾りの女
ベルリン国立美術館
いろんな作品に小物として使われている「毛皮の飾りのついた黄色い上着」を着用した女性が、ネックレスを持ち上げた姿を鏡に映して見ている様子です。
X線画像により、壁に地図が描かれていたものを塗りつぶしていることがわかっています。
赤い帽子の女 日本初公開
ワシントン・ナショナル・ギャラリー
22.8×18cm と小さい作品で、キャンバスではなく「板」に書かれており、真偽を疑う声もあります。「板」に描かれた作品は、この「赤い帽子の女」と「フルートを持つ女」の2作品だけで「フルートを持つ女」は真作と見なさないとする研究者も多いです。
12月20日(木)までの展示
大阪市立美術館「フェルメール展」のみ展示される作品
恋文
アムステルダム国立美術館
貸し出し中に盗難にあい、ナイフで切り出されたあと丸められていたので、発見時には大変な損傷をうけていました。
召使から手渡された手紙を見た、女性の表情の意味深なことといったら・・・どんな訳ありの人からの手紙だったのでしょうね。
見てはいけない場面をのぞき見しているような気持ちになる作品です。
この作品は、東京・上野の森美術館「フェルメール展」では公開されず、大阪市立美術館「フェルメール展」でのみの展示なので、大阪展でなければ見ることができません。
10作品 全ての作品を見るには?
東京・上野の森美術館でのみ展示される「赤い帽子の女」は、2018年12月20日(木)までの期間限定、「恋文」は、大阪市立美術館でのみ展示されます。
2018年12月20日(木)までに東京・上野の森美術館「フェルメール展」へ行き、その後、大阪で開催される大阪市立美術館「フェルメール展」へ行けば、全ての作品を鑑賞することができます。
東京で「赤い帽子の女」を含む8作品、大阪で「恋文」を含む6作品を見れば、ダブりは4点ありますが、期間限定の「取り持ち女」を含む全10作品を見ることができますね。
一度しか行けない場合のおすすめ期間は?
これはもう、見たい作品があるときとしか言いようがありません。
東京・上野の森美術館「フェルメール展」に行くなら「赤い帽子の女」と「取り持ち女」のどちらを見たいか?
「赤い帽子の女」が見たければ、2018年12月20日(木)まで
「取り持ち女」が見たければ、2019年1月9日(水)以降の東京展か大阪展
「恋文」が見たければ、2019年2月16日(土)からの大阪展のみ
「牛乳を注ぐ女」「真珠の首飾りの女」「ワイングラス」は、東京展のみの展示なので、それらの作品を鑑賞するには、東京・上野の森美術館に行かなければなりません。
「フェルメール展」避けた方がいいと思う日
2018年12月21日(金)~2019年1月8日(火)は、「赤い帽子の女」と「取り持ち女」のどちらも展示されてないので、展示作品は7点です。
その他の期間は、8作品を見ることができるのに、ちょっと損した気分になりそうですね。
「フェルメール展」10作品 全てを見るには?まとめ
フェルメール展の10作品を全て見るには、東京と大阪の2回行く必要があります。
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