芸術家はモテます。才能が爆発してる人は魅力があります。
モテると揉める(笑)
芸術家たちの愛憎劇が、不倫なんてもんじゃなくゲスくておもしろい。
やっぱり、芸術家って変わり者が多いんでしょうか。ヤバい話しがいっぱいあります。
「今ならワイドーショーを騒がすであろう愛憎劇」をご紹介します。
まずは、20世紀のアート界の巨匠、パブロフ・ピカソ。
プレイボーイだったピカソは、たくさんの女性と浮名を流します。
女性遍歴とともにエピソードをご紹介。
最初の恋人 フェルナンド・オリヴィエ
ピカソの最初の恋人、売れない画家だったピカソを支えて、成功に導いたミューズ。
フェルナンド・オリヴィエは、前夫との離婚が成立していなかったため人妻でした。
ピカソは名声を得るようになると、フェルナンド・オリヴィエへの興味を失い、あろうことかフェルナンド・オリヴィエの友人のエヴァ・グエルと関係を持ちます。
日本の芸能界でも、売れ始めると売れない貧乏時代に支えてくれた妻や恋人を捨てる話しがゴロゴロありますね。でもね~妻だったら「ふざけんじゃねーぞ!」って思うんですけど、恋人だったらしょうがないよねーです。長く付き合ったら結婚しなければいけないってこともないし、恋人関係はどちらかが別れたくなったら終わりだもん。そんな奴だったと思い、自分の見る目の無さを嘆くしかないです。
最初の恋人の友人 エヴァ・グエル
最初の恋人フェルナンド・オリヴィエの友人エヴァ・グエルと暮らし始めます。
ニューヨーク近代美術館で、エヴァ・グエルをモデルにした「マ・ジョリ」を見ましたが、キュピズムは、よくわかりません。
エヴァ・グエルは、若くして病死します。
最初の妻 オルガ・コクローヴァ
ロシア貴族出身の彼女との結婚で、ピカソは上流階級とのつながりを得られます。
「私を描くときは、私とわかる絵を描くこと」と言われ、ピカソは「キュピズム」卒業。
長男パウロが産まれた頃から、オルガへの興味を失い関係が悪化し、次の愛人マリー・テレーズの妊娠を知り、オルガから離婚を申し入れますが、財産の半分を渡さなけれなばならないと知りピカソが拒否、オルガが亡くなるまで別居を続けました。
オルガは、精神を病んで最後は癌で亡くなっています。
ピカソ唯一の嫡男パウロは、ピカソの運転手などをしていましたが、大人扱いされることはなく、パウロがアルコール依存症になってからは、家族はひどく貧乏になりました。
パウロの子供(ピカソの孫)は、祖父ピカソの元にお金の無心に行きましたが、門の前で何時間も待たされたりと邪険に扱われました。
パウロはアルコール依存症が元でピカソより早く亡くなり、ピカソの初孫はピカソの死後すぐに自殺しています。
17歳の美少女 マリー・テレーズ
46歳のとき「君の絵が描きたい。私はピカソだ」と街でナンパしたマリー・テレーズ。
テレーズを「素晴らしく彫刻的で、ボリュームのある完璧な身体と顔」と評したピカソですが、娘マヤを産んだテレーズの体に変化に、興味を失います。
あれ?デジャヴですか?
子供を産んで変化した身体はお嫌なんですね、ピカソさん。
マリー・テレーズは、ピカソの死後に自殺しています。
画家&写真家 ドラ・マール
ピカソの大作「ゲルニカ」の制作過程の写真は、ドラ・マールが撮ったものです。
「ゲルニカ」制作中、マリー・テレーズとドラ・マールが鉢合わせしてしまい、二人からどちらを選ぶのか迫られたピカソは「戦って決めたら」と言い、喧嘩をする二人を笑顔で見ていたと言われています。
マジか(笑)でも、ピカソ離婚してないから、どっちも愛人ですやん。
どっちかに決めろと言われても・・・って感じだよね。
ドラ・マールは、有名な「泣く女」のモデルです。
気が強い分、泣き虫だったのでしょう。
新しい愛人フランソワーズ・ジローが現れ、自分への関心がなくなったことで、精神的に不安定になります。ピカソと別れたのち、俗世と離れながら芸術活動を続け、89歳で亡くなりました。
ピカソを捨てた フランソワーズ・ジロー
ピカソ62歳のときに、美貌と知性を兼ね備えた21歳の画学生フランソワーズに夢中になり、一男一女をもうけますが、女癖が治らず、思いやりのない言動に愛想をつかし去ります。
「俺の元から去ると言う事は、砂漠に行く事と同じだぞ」と脅したピカソに
「だったら、私はそこで生きてみせる」と言い切ったフランソワーズ。
素敵!強い女性はカッコイイですね。
その後、復縁を迫るピカソを袖にして画家と結婚しますが、そのことに嫉妬したピカソは、画商やギャラリーに圧力をかけて、二人の邪魔をします。
正妻のオルガが亡くなり、子供の認知を条件にピカソはフランソワーズに再婚を持ち掛けます。フランソワーズは子供のために画家と離婚しますが、そのとき既にピカソは次の愛人ジャクリーヌと結婚していたのです。
ゲスすぎる、ピカソ。
自分から離れていったフランソワーズにどうしても復讐したかったんですね。
しかし、フランソワーズは強い。
その後、ピカソとの生活を綴った自伝「ピカソとの生活」を出版します。ピカソは出版差し止めの訴訟を起こしますが、フランソワーズが勝訴します。
本当にカッコイイよ、フランソワーズ。
自らの力で道を切り開いた人は素敵です。
ピカソの2番目の妻 ジャクリーヌ・ロック
ジャクリーヌ・ロックが35歳のときに、80歳のピカソと結婚します。
ピカソの死後は、ピカソの子供や愛人たちと遺産相続争いとなります。
決着がつくまで6年の歳月と3000万ドルの費用が掛かりました。
ピカソの死後、ピストル自殺をしています。
プレイボーイではなく、女たらしのピカソのまとめ
20世紀を代表する絵画界の巨匠、本当にクズです。
愛人たちを同席させて揉めさせたり、嫉妬する姿を楽しんだりと、本当にゲスい。
「あなたをモデルの絵を描きたい」と言われれば、うれしくなっちゃう気持ちわかるし、才能あふれる人に求められると承認欲求が満たされます。
次々に愛人を作るピカソに文句を言えるのは正妻オルガだけで外野は関係ないんだけど、フランソワーズにした復讐が、クズすぎてドン引きです。
復讐せずにいられないほど愛していたなら、何故大事にしなかったんだよ!
本当に男って・・・
ひとくくりで言ってはいけないけど、それまで冷たくしていたのに、別れようとすると、追いかけてくる男の多いこと。急に勿体なくなるの?意味がわかりません。
そして、別れたあとに復縁せまる男。怖いんでやめましょう。
穏便に別れられたと安心してたのに、ロミオメールや泣き声留守録はメッチャ怖いです。
女性を不幸にするプレイボーイは、ただの女たらし。
ピカソに関わった女性たちで幸せになったのは、ピカソを捨てたフランソワーズだけ。
やっぱり、自分の人生は自分で切り開かなきゃいけないってことですね。